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金星の太陽面通過
2012年06月06日 金星の太陽面通過がありました

前回は 2004年06月08日に見えました

その前に 日本で見られたのは 1874年(明治7年)12月9日でした
その時は フランスとアメリカから観測隊が 長崎に来て
フランス隊は金比羅山に アメリカ隊は大浦の大平山に 観測拠点を置きました

今回の日面通過は
 鍋冠山・星取山・水辺の森公園 最後に自宅前で 撮影しました
朝は晴れていましたが その後 雲が出てきました
  2012年06月06日 06時58分
鍋冠山展望台から見た 北方向です
 1874年にフランス隊が観測拠点を置いた 金比羅山は 正面奥の山です
 
   
  06時58分
鍋冠山から南東方向 アメリカ隊が観測拠点とした 星取山です

アメリカ隊の観測以降 大平山星取山 呼ばれるようになりました
 
     
   この日の撮影には 正確な時刻が必要です
 前日の夜 デジカメの時計を 再セットしました

確認の為 ポケットラジオの7時の時報と同時に シャッターを押しました
この画像のExifデータを見ると 撮影時刻は 7時00分00秒になっていました。
 
   
  07時29分39秒 鍋冠山展望台で撮影
金星が 太陽面に完全に入ってから 約49秒後の画像です

ステラナビゲーターで調べてみると
長崎での第1接触は 07時11分12秒頃  第2接触は07時28分50秒頃です
 
   
  08時18分 鍋冠山の中腹にある大浦小学校です
先生が太陽面通過を 撮影しているようです
 
ホワイトボードには うっすらと星取山が写っています
     
  5月21日の金環日食(長崎では部分日食)は 雲で観測できませんでした
この日が 日食グラスの初出番でしょうか

次は 2016年3月9日(水)に 部分日食が見られます 
 
   大浦小学校から見た 星取山です  
 
 
   
  09時20分 星取山の無線中継所です
ここは 立ち入り禁止です  右に以前 藤棚がありました
 
   
  藤棚があった場所に 昔明治7年の観測の 遺構のようなものが あったそうです  
   
   09時21分 金星が太陽面を通過中です  
   
   こちらは 2006年の 長崎さるく博のときに設置された 案内板です

フランス隊が観測地にした 金比羅山には
 ピラミッド型の記念碑や 観測台が 残っていますが

星取山にあるのは この案内板だけです
 
   
   09時38分16秒 星取山の さるく案内板前で撮影
 「星取山で星撮り」です
 
   
   09時46分 無線中継所付近からは ほとんど見晴らしが利きません
 150mほど東に移動した場所から 金比羅山を見ることができます

中央のやや下にあるのが フランス隊の観測地です
現在は 木製の展望台が作られています

条件が良ければ ピラミッド型の記念碑を見ることができます
 
     
   2007年10月07日に 同じ場所から撮影した画像です
左にピラミッド型の観測記念碑 右に木製の展望台が見えています。

金比羅山展望台と 記念碑などの画像は こちらへ
 
 
 
   
   11時37分12秒  水辺の森公園で撮影  
 
 
   
  13時15分 大浦小学校の児童たちが 空を見上げていました  
   
   13時31分08秒  自宅前で撮影
金星が 太陽面から出だして 約35秒後の画像です

ステラナビゲーターによると
長崎での第3接触は13時30分33秒頃 第4接触は13時47分58秒頃です
 
 
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